『セミの鳴く理由』


 カラ梅雨と騒いでいたのがウソのような、遅れて来た梅雨前線が今迄の分を取り戻すかのように雨を降らしています。
自然現象を操るのはもちろん、予想する事も難しい。とよく聞く話ですが、自然を破壊する行為は止めず、環境破壊・自然破壊は、地球が予想する速度を越え、修復するのも難しいのが現状です。

 
何年もの間、地面の中で過ごし数週間だけ生きる、夏の風物詩、セミは7〜8年前と今の違いを目のあたりにし、なげき、とまどい、鳴くのではなく泣いているかのようです。
 
飽和の時代が続き、沢山あるから大事にしない、次のをまた買えばいい。と、物を大切にする心が欠如してきています。
明治に生きた先人が、今を見ればなんと言うでしょう。
そして、今を生きる私達が、平成の次の次の世代の人に何と言うのでしょうか。
 謝りの言葉だけしか言えないような時代にしない為にも、50年先に落胆しない為にも、これからの生き方を真剣に考えないといけない時代がきています。