夏の風物詩といえば、蝉を思い浮かべる方が多いと思います。
蝉は、7年ほど暗い土の中で暮らし、
今度は1週間ほど眩しいほどの地上でその生を終えます。
先日、ある人が
たった一週間しか地上で生きられないのは
ある意味、蝉は罪深い生き物かもしれない。
輪廻転生で言えば、
以前の罪を償う罰なのかもしれないね。・・・そうおっしゃっていました。
確かにそう考えられるかもしれませんが、
・・・こうも考えられませんか?
蝉を人の一生にたとえてみれば、
一生を暗い中で必死に手探りで生きてきて、
その最後の時をまばゆいばかりの光りに溢れた極彩色の地上で終えられる。
そのあまりの嬉しさを精一杯、鳴き声という方法で表現している・・・。
私はそう思いたい。